From Yamagata

アカオニデザイン小板橋基希のブログです
Copyright © 2009 akaoni Design,
All Rights Reserved.

atom
プロフィール

小板橋 基希 Motoki Koitabashi

1975年群馬県中之条町生まれ。大学入学と同時に山形に移住。2000年東北芸術工科大学卒業。2001年サンデーブース設立、2004年アカオニデザイン設立。地方のもつ「自然・暮らし・食物・技術」と共存し、それらに付加価値を与えられるデザインを考えていくことを目標に掲げ、2006年両社を合併し株式会社ボブに。アートディレクション、デザイン制作と共に、時には写真撮影やイラストレーションも担当。株式会社ボブ代表。

リンク
アカオニデザイン サンデーブース

助け合いで勝負

2012年2月 5日

R0015315.jpg

先日、真室川町で行われた『観光事業者経営改革セミナー 観光×仕事』の内容を忘れないうちにアップ。

担当したのは「田舎の魅力を伝えたい その1/見え方、見せ方のデザインを考える」という講義。内容はというと、「デザインは『考える』ことから始まります。」と題し、僕が日ごろデザインする上で考えるプロセスを参加者全員に実践してもいました。セルフブランディング的な自問自答をしてみると、参加者からは様々な意見が出てきたのですが(半ば強制的に指名して答えてもらったのですが) 、その中には『大手企業の企画力、商品開発力、情報発進力、デザイン力...等々、これら大資本にどのようにして太刀打ちすればいいか』というような話も。この議題をみんなで話していくうちに、なんとなぁ〜く感じていたものが少し見えてきたので忘れないうちに記します。

-----------
大手企業は「企業努力によってコストを抑えた買いやすい沢山の商品を様々な人に売る」が、田舎の「手間がかかり少量生産で価格が高くなってしまうものは、その価値を理解してくれた人に売る」。このように大企業と田舎の製品では基本的なマーケットが違うということ。そして、自分の事をよく理解してもらうために「誰が何を使ってどのように作っているか(さらにはどうゆう気持ちで)」をしっかり打ち出す必要性がある。そのような理解してもらう仕掛け、又は理解者につながる方法を作ることは自身の差別化につながる(生産者、産地、材料、工法などを表記することは大手企業の方が苦手のはず)。そして、技術や素材、情報などの共有を地域ぐるみで行なう事によって情報発信力を高め、認知度と一緒に「地域・場所」の付加価値を上げて行く。それに付随して、田舎の暖かみを上手に活かしたサービスやコミュニケーションを行なう。
-----------

田舎にも様々な業種形態があり、その規模も様々で、「田舎!」とひと括りにして単純に考えるのは問題があるかもしれないけど、要は「個人個人が自信を持った商品作りを行ないながら、地域で助け合う」ということで、地域デザインの土台として当たり前のことかもしれない。そしてみんなが情報発信をする、テレビや新聞等のマスメディアのような情報発信でなく、色々な場所から多種多様な情報が発信されているアマチュア無線のようなイメージ(これには中心になれる放送局も必要=行政かな?)。とりわけ新しい方法でも理論でもないですが、デザインという仕事で付合わせてもらいながら、漠然と頭に浮かんでいたものを参加者と共有できた事がこの日の僕にとっての収穫でした。


この日は大寒波。去年もそうでしたがセミナーの日はいつもこんな。

Yamagata | 15:29

山桜とナラ

2011年12月 8日

k111208a.jpg

本日、サンデーブースで使うフォトフレームが納品されました。作ってくれたのは山形市の家具屋、TIMBER COURTの相田君。国産のナラ材と山桜を使った二種類のフォトフレームは、ハンドメイドの蜜蝋仕上げ。サイズはA4/A3/B2と色々ありますので、写真はもちろんポスターなども入れられます。部屋に一枚、お気に入りの写真など飾ってみてはいかがでしょうか。

Yamagata | 22:44

里芋こわい。

2011年11月16日

IMG_3098.jpg

IMG_3065.JPG

先週末、伝承野菜農家の森の家が主催する「秋の収穫祭と芋煮会 2011」に家族で参加してきました。まず午前中に芋掘りワークショップ。普段は静かな山あいの畑が、この日は沢山の人で大賑い。天気にも恵まれ、澄んだ空気の中、全員で「芋掘るぞー」と気合いを入れて、大物(沢山里芋がついている株)に狙いをつけ土を掘ると沢山の里芋が出現。土掘って、泥を落とし(森の家の畑は粘土質なのでなかなか落ちない)、芋の選別、そして出荷・・・農家の仕事の大変さを知り、毎日食べれるということほんとに感謝です。今回は、参加者全員がビニール袋2つパンパンになるくらいの大収穫でみんなが笑顔でした。

IMG_3080.JPG

imohori.jpg

IMG_3082.JPG
森の家の動物のイラストを描いてくれたヨーコちゃん。

---

お昼からは、場所を移しての芋煮会。ここから参加した人もいて会場内は人・人・人の大混雑。午前中の芋掘り労働もあっておお腹はぺこぺこ(こんなので労働と言ったら農家さんに申し訳ないですが...)。「いただきます!」と共に今回のメイン『甚五右ヱ門芋と原木なめこと生芋こんにゃくの田舎芋煮』を始め、『天然ムキタケの炒り物』『原木なめこの和物』『甚五右ヱ門芋(親芋)の煮物』『伝承野菜かぶの漬物(何かぶだったけ?)』『蕗と笹筍の煮物』...と美味しい郷土料理の数々。そして森の猟師アキオさんの捕った『川魚』、つきたての『餅』、山寺風雅の里の料理長さんが作った『甚五右ヱ門芋の素揚げ/餡掛け』、蔵王の天然酵母パン屋さんマルモの『甚五右ヱ門パン』、おかしの平和堂さんの『甚五右ヱ門アイス』とまさに里芋尽くし。気が付けば腹いっぱい。これは来年も参加しなければなりませんなぁ。

IMG_3141.JPG

IMG_3113.JPG

IMG_3159.JPG

IMG_3163.JPG

IMG_3195.jpg

IMG_3175.jpg

IMG_3249.JPG

おばぁちゃん達、ごちそうさまでした!

Photo : Kohei Shikama


去年の芋煮会の様子はこちら

Yamagata | 23:15

掘って食って芋三昧

2011年10月28日

morinoie.jpg

今年も森の家の「秋の収穫祭と芋煮会」開催です。今年は「芋掘りワークショップ(芋はお持ち帰り)」も開催です。実際に森の家の畑で甚五右ヱ門芋を掘って、洗って、昼からは芋煮を食べる。そんな芋尽くしの一日いかがでしょうか。

imoni2011.jpg


【芋掘りワークショップ】
ふるさと伝承館に集合した後、魔ヶ谷地にある森の家の畑に移動し、甚五右ヱ門芋の芋掘りワークショップを行います。佐藤おじぃの芋堀りレクチャーを聞いた後、芋掘りです!1株は約1kg~1.5kgあります。(ワークショップのみの参加も可能)

集合:11月12日(土)10:00までにふるさと伝承館集合にお越し下さい
会費:1株1,000円(掘った里芋はお持ち帰り出来ます)
用意:汚れてもいい格好、里芋を入れる袋
雨天:小雨決行(大雨の場合中止になります。WEBサイトにて当日発表します)

----

【収穫祭と芋煮会】
甚五右ヱ門芋と原木なめこがたっぷりの田舎芋煮、ご飯はさわのはなの新米、在来野菜や地の食材を使った郷土料理や旬の果実など、里山の美味しいものが大集合の「秋の収穫祭と芋煮会」です。ちいさなマルシェ(直売所)も登場予定です。

集合:11月12日(土)12:30~
場所:ふるさと伝承館(真室川町大字差首鍋1594ー1)
会費:大人2,000円/中学生まで1000円(3才未満無料)
用意:お椀とお箸


お申し込みはこちらから_森の家WEBサイト

Yamagata | 18:33

山ぶどう畑

2011年10月24日

R0014322.jpg

舗装もされていない砂利道を走り、森を抜けると、林の中にいきなり現れるぶどうの棚田。突然の事に驚いていると、山ぶどう畑はさらにその奥にずっと広がっていた。草も伸び放題で、よくある手入れが行き届いたぶどう畑のように整然としていないのだけど、森と農園との境界線も曖昧なくらい自然の一部となっていて、力強くそして美しい。納屋を覗くとおじさんが一人、昼ご飯を食べていて「おう、どうも!」と、案内してくれたクライアントと話し込む。凛としていて声も大きく気さくなこの農園の持ち主は、後で聞くと「84才のおじいさん」だったというのだからさらにビックリ。想像していなかった素晴らしい出来事。誰も知らない山奥の、あまり語られる事のないぶどう畑。こうゆう出会いがあるから山形は面白い。

R0014362.jpg

R0014344.jpg

Yamagata | 02:51

| BLOG Top |