2010年1月30日
阿吽(あうん)の呼吸で物事が伝わることが良しとされる日本はそもそも言語力が低く、それにも増して最近さらに低下している。・・・と今日のNHKの番組で特集していました。報告書が書けない、思っている事を伝えられない、質問に答えられない、断片的な単語しか出てこない、単語は上げられるが理由を言えない。瞬時に文章化する力、物事を順序立てて話す力が足りないらしい。マークシート形式の試験、Mailなどで文章がリアルタイムコミュニケーションになってしまったこと等、原因はいろいろあるようです。(今後、twitterは脳みそにどう影響していくのでしょう。)
独W杯も言語力不足で敗退したという分析をしてました。コミュニケーションできないサッカー選手。言語力の先には、コミュニケーションの問題がぶら下がっているんですね。さらにドイツの小学校で行なっている言語力教育が紹介され、内容が面白く、抽象画を見て人と違う感想を言う→ある単語を聞いて思いついた言葉を並べて物語を作る→結果として自分なりの表現が身に付く・・等、まるでデザインの企画会議でした。
ゲストは佐藤可志和さん。彼の言語力を鍛える方法は「自問自答」。どれだけ深く考えるかという事。自分の考えをあいまいにしない事。相手(話し手)に甘えない事。言葉とデザインの関係は密接ですね。実はこのblogをはじめた理由も思考の文章化を習慣づけるためでした。ただ言葉とイメージのバランスは大切にしていきたいと思います。理屈っぽくなっても、見た目だけになっても面白くないし。「デザインは思考の総量(原研哉)」という言葉にはいつも納得させられます。
番組は「阿吽の関係だけでは今の時代通用しない」という締めでしたが、最近は「さっする力」が全体的に足りないんだろうなーと思います。日本人らしさを追求した高い言語力とコミュニケーション力。さてさて、日本人らしさとはいったい何だろ。
余談ですが、最近の学生にはレポートをWikipediaなどのコピペで提出する人がいるらしい。「なるほど!そうゆう問題も出てくるよなー」と妙に納得してしまいました。気がつけば自分も「ネット情報→レポート」と「TV情報→blog」という、同じような関係図でblog更新。ガビーン。
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